導入
満足度調査などの、様々なアンケートを分析して改善に繋げたり示唆を得ることは、多くの場合で求められます。
この問題では1から5のスケール(1が最も悪く、5が最も良い)で質問されている製品に関する複数の観点からのアンケートデータを使用して、アンケート結果を分かりやすく可視化することにチャレンジしてみましょう。
ところで一般的には下図のように、積み上げ棒グラフやガントチャートを使用することが多いと思います。

これらのグラフは比較的作りやすいですが、これら可視化が最適かどうかについては議論があります。この問題ではあえて
- ポジティブ回答とネガティブ回答を比較しやすくする
- 中立的回答を独立させ、また見やすくする
ことに重点を置いた可視化アプローチを実践してみます。
議論についての参考資料は後半にいくつか記載しましたので、ぜひ読んでみて下さい。
問題Workbook

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解答要件
Basic
- ダッシュボードサイズ: 1200 x 800 px
- シート数: 1
- アンケート設問ごとに、以下の結果を可視化する。
- 回答スコアの平均
- 各スコアごとの構成比
- ポジティブな回答(スコアが4以上)とネガティブな回答(スコアが2以下)の構成比は一つの軸にまとめて表示し、中立の回答(スコアが3)は別の軸に表示する。
- ただし構成比の大きさが同一となるよう軸範囲に注意すること。
- スコアの凡例を表示し、凡例をクリックしたときにその構成比が表示されるようにする。
- 総計を表示する。
- Vizの見た目とツールヒントを極力一致させる。
- 特に、スコアの凡例の並び順と棒グラフの並び順に注意すること。
Advanced

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- Basic問題の要件に加え、以下をそれぞれラベル表示する。
- ポジティブ回答の構成比の合計
- ネガティブ回答の構成比の合計
- 中立回答の構成比の合計
- 上記3つについて、それぞれ対応する色で表示されるようにする。
データセット
ダミーアンケートデータを使用する。
データはこちらから
データ参考元:
https://github.com/MartinaGiron/TDS-code/blob/main/working-with-surveys/Random%20Survey%20Data.xlsx
参考/インスピレーション
- WOW2023 | Week 4: Can you visualize survey data?
- How to visualize Likert scale data in Tableau
- Are diverging 100% stacked bars useless?
- Rethinking the divergent stacked bar chart — placing the stronger views in the center
- Tableau Whitepaper – Visualizing Survey Data
提出について
- こちらから解答を提出ください。
- Tableau Publicへのパブリッシュ時には #TableauChallenge を付けて投稿ください。
- Xにハッシュタグ#TableauChallengeで回答を投稿ください。