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Q29 ページ遷移機能でスクロールバーを代替する

導入

複数の対象(商材、ブランド、キャンペーン、etc…)についてのデータや傾向を一覧表示したいことは、実務でもよくある分析ニーズだと思います。
ただし分析内容によっては複数のシートを要する場合があり、また確認したい対象が多い場合、Tableauはスクロールバーをシート間で同期をすることが難しいため、可視化の設計について悩むことがあります。
1シートにまとめてしまうことも可能かもしれませんが、場合によっては大変複雑なシートを作成することになります。

上記のような問題を解決する方法の一つとして、この問題ではスクロールバーを代替する、ページ遷移機能を作成します。この方法では各シートは分かれたままで良いので、各シートは単純な実装を保ちやすくなります。

この問題では表計算の理解を要します。腕試しとしてチャレンジいただいても良いですし、ワークブックの中身を確認し、学習に使っていただいても大丈夫です。
頑張ってください。

問題Workbook

(クリックしてTableau Publicに移動)

解答要件

  • ダッシュボードサイズ: 700 x 600 px
  • シート数: 任意
  • Manufacturerごとの合計売上、四半期ごと売上、Order IDごと売上を可視化する。
    • Manufacturerは合計売上の降順で並び替える。
    • Manufacturerで色付けする。
      • 任意の色でOKです。
  • 四半期ごと売上について、売上のない場合は$0とする。
  • ページ遷移スライダーを表示する。
    • 1ページあたり10 Manufacturerを表示する。
      • 例: 2ページ目が表示されている場合、合計売上 Top 11 ~ 20のManufacturerが表示される。
    • 1ページ単位で遷移できるようにする。
    • 183 Manufacturerが含まれるため、ページ上限は19とする。
  • Vizの見た目とツールヒントを極力一致させる。
  • Order IDごと売上について、ページ遷移により軸範囲が変わらないようにする。
  • データに含まれるManufacturer数が変わった場合、ページ上限も合わせて変わるようにする。
    • 例: データ更新時にManufacturer数が155に変わった場合、ページ上限が16となるようにする。
      • データソースフィルターか抽出フィルターで適当にデータをフィルタし、ビューに戻ったときのスライダー範囲が変化していれば成功しています。
Hint (クリックして展開)
  • 「動的パラメーター」機能を使用します。
  • パラメーターの範囲を「動的パラメーター」機能により取得する必要があります。つまり最低でも「1およびManufacturer数に応じた最大ページ数」の2値を持つ(計算)フィールドを用意する必要があります。

データセット

Sample Super Store 2023.1を使用する。
データはこちらから

参考/インスピレーション

提出について

  • こちらから解答を提出ください。
  • Tableau Publicへのパブリッシュ時には #TableauChallenge を付けて投稿ください。
  • Xにハッシュタグ#TableauChallengeで回答を投稿ください。