導入
この問題は 第5回 カジュアルVizつくりまShow! 第3問 の応用問題です。
(もし未視聴の方はぜひご視聴ください。第3問は解説含めて20分ほどです)
イベントではパラメータを使用したサブカテゴリの売上Top Nを表示する場合を扱い、パラメータの値の範囲に合わせてラベルサイズを動的に変更する方法について扱いました。
ただしこの方法は、例えば将来的にサブカテゴリ数が変動することが予想される場合、その変動幅によっては、少し対策を講じる必要があります。
ラベルサイズの範囲を5~17で固定しているため、サイズの設定を都度修正する必要が生じるかもしれません。
(同様にパラメータの値の範囲も変更する必要が生じますが、この問題では扱いません)
この問題を解決するために「(任意の数字)から(任意の数字)」という範囲を「0から1」の固定範囲に落とし込む方法を、この問題では練習します。
問題Workbook

(クリックしてTableau Publicに移動)
解答要件
Basic
- ダッシュボードサイズ: 1000 x 800 px
- シート数: 1
- Country/Region = “United States” でデータをフィルターする。
- 州ごとの合計売上についての棒グラフを作成する。
- 地域で色付けをする(任意の色でOKです)。
- 地域を単一選択するフィルターを作成する。
- サブカテゴリを単一選択するフィルターを作成する。
- 以下のロジックを満たす計算フィールドを作成する。
((選択された地域、サブカテゴリに含まれる州数) – (地域、サブカテゴリごと州数の最小値))
÷ ((地域、サブカテゴリごと州数の最大値) – (地域、サブカテゴリごと州数の最小値))- 以下補足:地域、サブカテゴリごとの州数について…
- Central地域、Machinesサブカテゴリに含まれる州数(4)が最小。
- East地域、Paperサブカテゴリに含まれる州数(14)が最大。
- 上記の計算式により、この4~14の範囲が0~1の範囲に変換されます(詳細は「正規化」で検索ください)。
- 以下補足:地域、サブカテゴリごとの州数について…
- 上記で作成した計算フィールドを使用して、表示される棒グラフの数に応じて、ラベルの大きさが動的に変更するようにする。
ただし表示される棒グラフが多くなるにつれて、ラベルが小さく表示されるようにすること。- East地域でフィルターし、Copiers (6州) と Paper (14州) を比較すると、ラベルの大きさが変化しているかどうか確認しやすいと思います。
- Vizの見た目とツールヒントを極力一致させる。
Bonus
- ラベルが棒グラフ上ではなく、棒グラフの左側に表示されるようにする。
Advanced
(以下、LOD計算を使用してチャレンジされた方向けの内容です)
おそらく多くの方がLOD計算のアプローチを用いたと思いますが、LOD計算は計算フィールド内でディメンションを指定する必要があること、またフィルター使用に関する制限があるため、要件によっては使用が難しくなる、または適切でなくなることがあります。
このAdvanced問題では、何らかの制約によりLOD計算が適さない場合の練習として、LOD計算を使わずに解いてみる練習をしてみましょう。
したがって、Advanced要件は以下の一つだけです。
- LOD計算を一切使わずに、同様のものを作成する。
Hint (クリックして展開)
- 以下の機能を組み合わせます。
- 表計算
- Set
- 「隠す」機能
データセット
Sample Super Store 2023.1を使用する。
データはこちらから
参考/インスピレーション
提出について
- こちらから解答を提出ください。
- Tableau Publicへのパブリッシュ時には #TableauChallenge を付けて投稿ください。
- Xにハッシュタグ#TableauChallengeで回答を投稿ください。