導入
ウェブ解析などやサービス利用状況の分析など、時刻データを扱った分析をすることはあると思います。
その際にTableauではデフォルトでは日付以下は1時間、1分、1秒の単位でデータを分けて集計することができますが (要はDATEPART関数で使える引数の”hour” / “minute” / “second”)、実務上は30分単位など、集計粒度を要件に合わせて変更する必要があります。
この問題では例として病院の集中治療室のデータを扱い、時刻データを任意の分数で丸める方法を学びます。
ぜひチャレンジしてみてください。
問題Workbook
(クリックしてTableau Publicに移動)
解答要件
Basic
- ダッシュボードサイズ: 1000 x 800 px
- シート数: 2
- 年四半期でデータをフィルタできるようにする。
- (10, 15, 30, 60, 90)分単位で時刻を丸め、各時刻単位に含まれる患者数を可視化した棒グラフを作成する。
- 時刻を丸める単位はパラメータで可変とする。
- 例: 0:00:00 ~ 0:29:29までの値をもつ[Date]は、パラメータの値が30分のとき、0:00:00 – 0:30:00の単位に含まれるようにする。
- 患者数で色付けする(任意の色でOKです)。
- 患者の詳細データの表を作成する。ただし患者は時刻の昇順 (日付は考慮しない) で並び替える。
- 棒グラフを選択すると、選択された時刻単位で患者詳細データをフィルタできるようにする。
- Vizの見た目とツールヒントを極力一致させる。
- 時刻の書式設定に注意すること。
Advanced
- 棒グラフの幅が選択された時刻幅と一致するようにする。
- 2時間単位の区切りが分かるように、2時間幅の背景を追加する。
(クリックしてTableau Publicに移動)
データセット
#RWFD Healthcare – ERデータ (Hospital ER.csv)を使用する。
データはこちらから
参考: #RWFDのページはこちらから。
Hint
- 時刻を丸める方法は色々あるかもしれませんが、ここではヒントとして「DATETIME型は数値型に変換できる」ことを言及しておきます。
- 数値型に変換したDATETIME型について丸める処理を行った後、再度DATETIME型に戻す必要があります。
TableauのBin作成機能で作られるBinに対しては型変換が行えないため、何か方法を考える必要があります。
参考/インスピレーション
- Workout Wednesday 2024 Week 10 のお題を元に作成しました。
https://workout-wednesday.com/2024w10tab/ - 次のステップとして、待機時間(Waittime)も含めた分析に関するお題を用意しました。こちらもぜひチャレンジしてみて下さい。
Q18 時刻の重なりを考慮した分析をする
提出について
こちらから提出ください。
またXにハッシュタグ#TableauChallengeで回答を投稿ください。