導入
Superstoreでは顧客に継続的に購入してもらいたいと思い、2023年はリピート購入クーポンの配布などの施策を行ってきました。その施策は実を結んでいるのか、また何月の購入には特に施策が必要か/必要でないかも確認したいです。
したがって年月ごと・顧客ごとに、購入月の1-3ヶ月後までの間で連続して購入した顧客の割合を分析します。また、このような顧客を本問題ではアクティブ顧客と呼びます。
ただし上記の分析をするためには、ある顧客・ある年月の実績について、その顧客の翌月以降の実績を参照する必要があります。
Tableau Desktopで表計算を駆使して作成しても良いのですが、今回は他の分析にもデータを使いまわしたいので、分析用のデータソースをTableau Prepを用いて作成します。
(2023.2バージョン以降の利用を推奨します)
Tableau Prepが利用できない方は、別の方法で同じ形のデータを作成するか、後述の「データセット」項からTableau Prepで作成済のデータを利用して、Tableau Desktopでの可視化のみチャレンジください。
問題Workbook
(クリックしてTableau Publicに移動)
解答要件
Tableau Prep
- Superstoreのデータセットから、こちらのデータセットを作成する。各カラムは以下の通り:
- Customer ID: 顧客ID
- yearmonth: 購入年月
- month passed: 購入年月からの経過月数(nヶ月後/今回は0-3ヶ月後まで)
- Sales: 購入年月のnヶ月後における売上合計
- active?: 購入年月のnヶ月後までの全ての年月で購入実績があったかどうか
- データ例: 顧客ID = AP-10915の顧客について
- 2020年8月の購入実績について、この顧客は2020年9-11月まで連続して購入しているので、3ヶ月後までアクティブ顧客である。
- 2020年9月の購入実績について、この顧客は2020年11月以降はしばらく購入していないので、2ヶ月後まではアクティブ顧客であるが、3ヶ月目にはアクティブ顧客とはみなされない。
- (参考にしたい方向け) Tableau Prepフロー作成例はこちら
Tableau Desktop
- ダッシュボードサイズ: 1000 x 800 px
- シート数: 1
- 購入年月ごと、経過月数ごとに、アクティブ顧客の割合を以下で計算する。
- (各経過月数におけるアクティブ顧客数) ÷ (その購入年月に購入実績ある顧客数)
- Vizの見た目とツールヒントを極力一致させる。
データセット
Sample Super Store 2023.1を使用
データはこちらから
Tableau Desktopでの作成から進めたい方はこちら
データはこちらから
提出について
こちらから提出ください。
またTwitterなどに#TableauChallengeで回答を投稿ください。